「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

 試験前日の徹夜の猛勉強。 一夜づけ 覚えた内容が、試験問題に出て救われた人もいる
のではないでしょうか?

 一夜づけ 意外と効果があるものです。 しかし、数日後には、覚えた内容をすっかり忘れて
しまいます。 このような一日や数日の記憶を 「 短期記憶 」 といいます。

 短期記憶 は、の 「 海馬 」 という場所に 一時保存 されます。 これは、スーパーで何を買うか
を覚えるという、メモ書のような直ぐに忘れてもいい 記憶 です。

 これに対して、ずっと覚えている 記憶 を 「 長期記憶 」 といいます。 長期記憶 は、海馬周辺
記憶の回路 をぐるぐる回るうちに 「 大脳皮質 」 で整理されて、記憶 が定着して長期保存 されま
す。 自分の 住所や電話番号、大切な人の 誕生日 などは 「 長期記憶 」 です。

 憶の回路 は、繰り返し思い出すことで保存し直されて強化されていきます。 そのため、一夜
づけ で出来た回路は、しばらく使わずにいると消えてしまうのです。

 しかし、一夜づけ 記憶 も定期的に復讐することで、長期記憶 として保存されるようになります。
記憶力 のいい人は、常に覚えたことを思い出して 記憶の回路 を活性化しているので、直ぐに思い
出すことが出来るのです。

                          坂井建雄 著  ” 面白くて眠れなくなる人体 ” より
 

人間 は優れた 親指 を持っている
 皆さんは、親指 を使わずに 洋服のボタン を留めたり、本のページ をめくることができますか?
 出来ないことはありませんが、時間 がかかりますし、多くの人が 不便 に思うのではないでしょう
か。 このように、親指 はとても重要な 役割 を担っています。

 人間 の手は、親指 手のひら 向き合い、対立 して動くことで が入り、物をつかめるように
なっています。 このような構造は、人間 だけに見られる特徴です。 サル をはじめとする他
動物 親指 は、手のひ対立 させることは出来ません。 まさに 人類 親指 を進化させ
たことで、しっかりと物をつかみ、道具を操れるようになったのです。

 人間 親指 は、とても贅沢で特別なつくりになっています。 まず、親指 の付け根の関節は、
の股 を開いたり閉じたりと 二方向 に動かすことが出来ます。 しかも、親指 を動かすだけの 筋肉
も付いています。

 そのうちの 手のひら 前腕 の前側の曲げる方に、残りの は後面の伸ば
す方に付いています。 更に、を入れると浮き出してくるのでわかると思いますが、三本
いています。

 これほど複雑な構造をしているのは 人間 だけで、サル の場合は 親指 を曲げる 前腕 からきて
いる 筋肉 が、他のを曲げる 筋肉 とくっ付いています。 そのために 「 親指の独立した動き
はできません。

 サル から進化していく間に 親指 は徐々に形づくられ、人類 になる時には 「 親指の対立 」 を獲
得することで、大いに発展を遂げたのです。

直立二足歩行 するために は進化した  
 
人間 は、だけを特別に進化させたわけではありません。 で物をつかむには、歩行
の役割から解放する必要がありました。 犬や猫 のように、歩行 に使っているうちは進化
できません。 人間 二足 で歩きだしたことで、歩行 から解放して、物をつかむ という新た
な役割を担うことが出来たのです。 そして、を支えることに努め、歩行 走行 をしても
バランスが崩れないように発達しました。

 また、直立して 背骨 を縦に真っ直ぐにすることで、重たい も少ない力でバランスよく支えられ
るようになりました。 このおかげで、も大きくすることが出来るようになりました。

 直立二足歩行 をすることで、特に形が変化した部分は おの回りです。 骨盤 股関節 、お
筋肉 が、類人猿 とは大きく違っています。

 人間 チンパンジー などと比較して お筋肉 が発達しているので、膨らみがあります。 
これは 「 気を付け 」 の 直立姿勢 を保つ働きがあるからです。 また、おの筋肉は、骨盤 の後
面から 大腿骨 の後面まで張ることで 股関節 を伸ばし、大腿骨 を固定することで、歩行 の際に
地面についた の上に を引き上げることを可能にしました。

 骨盤 の形も、腹部の 内臓 の受け皿となり、重力 の作用で 内臓 が下がるのを防ぐために、大き
く左右に張り出しました。 このように 直立二足歩行 をするようになった 人間 は、それに対応して
骨格 筋肉 も大きく変化させたのです。

人間 下肢 は百八十度捻じれた?
 人類 直立二足歩行 をするようになって 股関節 を伸ばしたことで、四足動物 とは逆の 手足
の付き方に変わりました。

 爬虫類 は、おを地面につけて 手足 が 「 体の真横 」 に出ています。 それが、哺乳類 に進
化すると、手足 の下に入れ、おを地面から離すようになりました。

 このとき、は 「 肘の出っ張った側が後ろ向き 」 になるように、は 「 膝の出っ張った側が
向き
」 になるように 回転 しました。 しかし、手と足 指先 は、もともと と同じ方向を向
いています。 は良いのですが、このままでは 指先 が後ろ向きになってしまいます。
 そこで 哺乳類 は、前腕 (手首から肘まで)の二本の骨を百八十度捻じり、指先 が前に向くよう
に進化しました。

 人類 は、直立二足歩行 になりますが、この時に面白いことが起こりました。

 人間 の立った姿勢を見ると、は前面に曲がるように、は太ももの前面に曲がるのではな
く伸ばすようになるという、逆向の現象が起こりました。

 実際に、神経 を見ても、後ろ側と前側が入れ替わったことがことがわかります。 後ろ側の
は前側にある を伸ばす 筋肉 に向かい、前側の 神経 は後ろ側にある を曲げる 筋肉 に向
かっているのです。 こんなところにも、進化の名残を見ることが出来ます。

二足歩行 に関する新しい学説
 そもそも 人類 二足歩行 を始めたのは何のためでしょう?

 長年にわたって 人類学者 が唱えていたのは 「 気候変動で森林が減り、開けた場所を長距離
移動 しなければならなくなったために効率の良い二足歩行 をするようになった 」 という説です。

 ところが 「 貴重な資源を一回で沢山持ち運ぶために二足歩行をするようになった 」 という説が、
先頃(2012年3月20日)米国の科学誌 { カレント・バイオロジー } 電子版に掲載されました。
発表したのは、京都大学霊長類研究所 の松沢哲郎所長らによる国際チームです。

 記事によると、「 野生のチンパンジーに、食べ慣れているアブラヤシというナッツと、普段は手
入らない貴重なクーラというナッツを与え、食べる様子を観察した
」 というものでした。

 その結果、アブラヤシ だけを与えた時には、チンパンジー 仲間 で分け合って食べていまし
た。 ところが、アブラヤシの中に クーラ を少し混ぜると、両手 クーラ だけを拾い集め、
二足歩行 仲間 から離れて場所を移動したということです。

 しかも、二足歩行 をする頻度が、アブラヤシの時より 四倍 も多くなっていたいうのです。

 つまり、チンパンジー たちは、クーラ 貴重な資源 と認識し、確保するために 二足歩行 をしたと
いうわけです。

 諸説 ありますが、私達の 祖先 二足歩行 をするようになったのは、果たしてどんな理由からだ
ったのでしょう?

                                 坂井建雄 著 ” 面白くて眠れなくなる人体 "  より


  


 

 ハート 心臓 を意味しています。

 しかし、本当の 心臓 はどこから見ても ハート形 とは言えません。

 何故、心臓 ハート形 というイメージなのでしょうか。

 心臓 には 心室 心房 がありますが、ハート形 が作られた頃には 心室 だけを 心臓 だと
考えていました。 心室 だけを取り出してみると、確かに ハート形 に似ています。

 実際に、十五世紀に描かれたヨーロッパの医学書では、心臓 を単純な ハート形 で表して
います。 その頃には、心房 静脈 の一部だと考えられていたのです。

 古代ローマにおいて 「 医師の君主 」 と呼ばれた ガレノス は、静脈血 は栄養素を全身に
伝える 液体 だと考えていました。 で吸収された栄養素は、肝臓 に運ばれて 静脈血
なり全身に運ばれるため、静脈系 の中心は 心臓 ではなく 肝臓 だという訳です。

 また、右心房 心臓 の一部ではなく、静脈系 の一部とみなし、心室 だけが 心臓 である
と主張していたのです。 この説は、現在のような正確な 血液循環 を、イギリスの解剖学者
ウイリアム・ハーヴィー( 1578~1657 )が発見するまで支持されていました。

 レオナルド・ダ・ビンチ 心臓 の解剖図にも、心室 だけが描かれています。 ダ・ビンチが
描いた全身の 血管系 の図も、肝臓 を中心としたガレノス説の 静脈系 でした。 判断の基準
が変わると、物事の見え方 が百八十度変わるということです。

                            坂井建雄 著 ” 面白くて眠れなくなる人体 ” より  
 

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