「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

 若い 頃 には しなやか で 弾力性 が あった 血管 が、年 を 取る に つれて 硬くなり、
内側 に コブ が できて 血液 の 通り道 が 狭く なったり、血管 が 切れ やすく なって し
まったり する という のが 血管 の 老化 です。 この 血管 の 老化  ----  つまり は「 動
脈 硬化 」にも、実は「 炎症 」が 深く 関わって いる のです。

 更に 言えば、老化 だけ では なく、糖尿病、ガン、うつ、アルツハイマー 型 認知症、
アトピー 性 皮膚炎 と いった 現代人 に 増えて いる 病気 にも、「 炎症 」と いう 共通
の 原因 が 隠れて いる
ことが 最近 の 研究 で 分かって きて います。

 本来、「 炎症 」は 有害 なもの では ありません。 
 
 私達 の 身 を 守り 癒やす「 治療 プロセス 」「 免疫 システム 」です。
 体 は 外部 からの 有害 な ” 侵入者 ” を 排除 したり、組織 が 傷つくと その 傷 を 修復
しよう と したり します。 その 過程 に 起こる のが「 炎症 反応 」なの です。 

   分かり 易い ところ で 言え ば、蚊 に 刺される と 直ぐ に 赤く 腫れ ます ね。  触る と
温かく 感じ ます。  この 場合、痛み と 言う よりも 痒み です が、これも 典型的 な 炎症
です。
 蚊 の 唾液 に 入って いる 物質( 体 に とって の 異物 )に 反応 して、排除 しよう と
した 結果、「 炎症 」と いう 反応 が おこる の です。
 
   これらは 医学的 に「 急性 炎症 」と 呼ばれて います。

 しかし、炎症 が「 慢性的 」に なる とき、深刻 な 問題 を 引き 起こし ます。
 
 急性 炎症 の 原因 と なった もの を ずっと 排除 できな かった り、免疫系 の アンバラ
ンス、加齢 などの 理由 で、炎症 を 長期間 に わたって「 消火 」でき なく なった とき
( 慢性 炎症 )免疫系 の 暴走 が 始まり、体 を 攻撃 し 始め ます。

 慢性 炎症 に よって、本来 は 攻撃 対象 では ない「 健康 な 組織 」も 攻撃 され、臓器
が 破壊 され、やがて 様々 な 生活 習慣病 が 発症 したり、老化 が 恐ろ しい ほど 加速 し
たりする の です。

 「 慢性 炎症 」の  いちばん 恐ろしい ところ は、自覚 症状 が 殆ど ない ところ です。
更に、自覚 症状 が ない のに、慢性 炎症 を 起こ して 深刻 な 損傷 を 受けた 部位 は「 元
には 
戻ら ない 」と いう 非常 に 厄介 な 性質 を 持って います。

 「 実は 慢性 炎症 が 原因 だった 」と いう 事を 示す 象徴的 な 話 が あります。
それは、ぜん息 治療 の 進化 です。

 今で こそ「 ぜん息( 気管支 ぜん息 )」は、「 気管支 で ごく 弱い 炎症 が 続いて いる
病気 」と 捉え られる ように なり ました が、そう 分かった のは 比較的 最近 の こと。

 以前 は、ぜん 息 の 発作 が 起こって いる 時に だけ 気道 が 狭く なって いて、発作 が
ない 時には すっかり 正常 な 状態 に 戻って いると 考え られて いま した。  「 原因 は 分
から ない けれ ども 気道 の 収縮 を 繰り 返す 病気 」と 捉え られて いた の です。

 だから、治療 の 主役 は、「 気管支 拡張薬 」でした。 気道 が 狭く なって 起こる とい
う 困った 症状 が ある の だから、対症 療法 として、気道 を 広げて あげよう と いう のが
第一の 治療法 だった わけ です。

 ところ が、発作 が 起こって いない 時にも 慢性的 に 弱い 炎症 が 続いて いる こと が 分
かり、治療法 は ガラリ と 変わり ました。 吸入 ステロイド 薬 など、「炎症 を 抑える こ
に 焦点 を 置く 治療法 」に 変わって いった の です。

 その 結果、ぜん 息 で 亡く なる 人 は 劇的 に 減り ました。 1995 年 には 国内で 7000
人を 超えて いました が、2000 年 には 5000 人 を 下回り、今 では 2000 人 を 切る ほど に。

 病気 の ベース に ある「 慢性 炎症 」の 存在 に 気づいた ことで アプローチ が 変わり、
本的 な 治療 が 出来る ように なり、沢山 の 命 を 救える ように なった の です。

 


  医学博士 池谷敏郎  ” 体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! ” より  

 

家の近くから湧き出る水が急に涸れた
 土砂 災害 の 中 でも、非常に 多い のが 崖 崩れ。 斜面 の 地表 に 近い
部分 に 大量 の 雨水 が 浸透 し、緩んで 崩れ 落ちて くる。 地震 の 際 に
も 突然 の 激しい 揺れ で 発生 する が、長雨 や 集中 豪雨 が 原因 なら、前
兆 を 見つけ て 危険 を 回避 する ことが 可能 だ。

 前兆 として、まず 注目 したい のは 湧き 水。 急に 湧水量 が 増え た、
あるい は これ まで 無かった 所 に 湧水 が 発生 した ら、崖 の 内部 に 大量
の 雨 が 入り 込んで いる こと を 示す。 湧い て いる 水 が 濁る、異様 に
吹き 出す、その 逆 に 湧か なく なった 場合 は、更に 危険度 が 高まった 可
能性 が ある。

 斜面 に 亀裂 が 出来 たり、前 に 押し 出されて きたり, 地 鳴り が したり、
小石 が ポロポロ 落ちて きたり した 場合 は 既に 緊急 事態。 今 直ぐ にで
も 大きな 崖 崩れ が 発生 しても おかしく ない。


            青春出版社 ” 危ない前兆 ” より         

急に空が暗くなって、冷たい風がふいてきた  
 ここ 数年、従来 の「 大雨 警報 」を 超える「 記録的 短時間 大雨 情報 」が
発表 される こと が 増えて きた。 こうした 災害 に 繋がる 大雨 の 中 でも、
ごく 限られた 地域 で 集中 して 降る もの を「 ゲリラ 豪雨 」と 呼ぶ こと が
ある。 この 言葉 自体 は 実は 気象 用語 には なく、「 局地的 大雨 」と いう
呼び 方 が 正しい。 ただ、テレビ の ワイド ショー など では ゲリラ 豪雨 と
呼ば れる こと が 多く、一般 に 定着 する ように なった。

 ゲリラ 豪雨 は ごく 狭い、20 km から 30 km 四方 の エリア に 降る。 季
節 の 中 では、大気 の 状態 が 不安定 な 夏 と 5 月 に 発生 する こと が 多い。 
2008 年 7 月 石川 県 で 起こった ゲリラ 豪雨 の 場合、1 時間 に 140 ㎜  を 記
録 する 凄ま じい 大雨 が 降った が、そこ から 僅か 20 km 離れた 地域  では
20 ㎜ しか 降ら なかった。 まさ に ピンポイント で 襲って くる ゲリラ 豪雨。
突然 発生 する と パニック に なり そう だが、その 前兆 は はっきり して いる
ので 覚えて おこう。

 ゲリラ 豪雨 を 起こす のは、空 に 湧き 立つ 積乱雲。 夏 を 代表 する 雲 で、
いわ ゆる 入道雲 は この 仲間 に 入る。 積乱雲 は 他の 雲 とは 明らか に 形状
が 違う ので、見つける のは 簡単 だ。 雲 の てっぺん が もく もく と 湧いて、
まるで カリフラワー の ように 見え、更に 発達 すると 大きな 傘 の ある キノコ
雲 の ような 形 に なる。

 積乱雲 が 遠くに ある 時 は、太陽 に 照ら されて 白く 輝いて 見える。 この
時点 では、まだ 安心 して いいが、近づいて くると 一変し、雲 の 底 の ほう が
黒く なって くる。 これは 雲 が 非常 に 分厚く、太陽 の 光 が 下 の 層 まで 届
か ない ため だ。

 一層 近づく と 空 は 急に 暗く なり、酷い 場合 は 夜 かと 思える 程 に なる。 
稲光 が 走って 雷鳴 が 聞こえ、急に 冷たい 風 も 吹く。 こうなると 間も なく、
非常 に 激しい 雨 が 降って くる のは 間違い ない。

 ゲリラ 豪雨 に 襲われ ても 慌て ない ため、不気味 な 積乱雲  が 見え たら、気
象庁 ホーム ページ の「 高 解像度 降水 ナウキャスト 」の サイト を チェック す
る と いい。 1 時間 先まで 雨雲 の 移動 状況 が、10 分 単位 で 分かる ので 活用
しよう。


                青春出版社 ” 危ない前兆 ” より
 

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