「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

軽い 運動 の 予防効果
 慢性疾患 に直結する 酸化ストレス を減らすには、ジョギング や 水泳 のように、
汗ばみ ながら 息 が切れない位の 中程度 の 運動 も推奨されます。

 運動中 は 安静時 よりも多くの エネルギー を必要としますから、中程度 の 運動
習慣化 すると エネルギー の 産生量 を増やすために ミトコンドリア が増えてきます。
 筋肉 には PGC - 1 α  という 遺伝子転写補助因子 が潜んでいます。  運動 の刺激を
を受けるとこの PGC - 1 α が 「 ミトコンドリアを増やしなさい 」 という 情報 が書か
れた 遺伝子 を読み出して、その 指令 によって ミトコンドリア が増えてくるのです。

 ミトコンドリア が増えてくると、一つひとつの ミトコンドリア にかかる 負担 はそ
れだけ減ります。 車 の小さな エンジン を フルスロットル で吹かして 坂道 を上が
ろうとすると 不完全燃焼 で 黒い 排気ガス がいっぱい出ますが、同じように少ない
ミトコンドリア で多くの エネルギー を発生させようと頑張り過ぎると 活性酸素
増えてきます。

 したがって 運動 をすると一時的に 活性酸素 は増えてしまうのですが、トレーニン
グ を 習慣化 すると ミトコンドリア が増えて 不完全燃焼 が減り、活性酸素 の 発生量
は相対的 に低く抑えられます。 これを 「 マイルドカップリング 」 と言います。

 しかも 運動 をしていない 安静時 は増えた ミトコンドリア で余裕を持って エネル
ギー を 安定的 に作り続けられますから、活性酸素 の 発生量 が減って 酸化ストレス
を下げられるのです。 
 これは 運動 が持つ見逃せない 慢性疾患予防効果 です。

 あまり現実的ではありませんが、運動以外ミトコンドリア を増やす方法が 2 つ
あります。 それは 寒い環境 で過ごす。 あるいは 空腹 で過ごす時間 をそれぞれ
長くすることです。

 私たちは ホメオスタシス 体温 を一定に保つ 恒温動物 ですから、寒い環境
過ごすと 体温 を保つためにより多くの を作ろうとします。 そこで ミトコンド
リア での 熱産生 が増えて、その状態が続くと エネルギー産生量 を 底上げ するため
ミトコンドリア が増えるのです。 
そして、空腹 で過ごす時間が長くなると、身体 が 「 エネルギーが足りない 」 と 誤
解 して、ミトコンドリア を増やします。

               斎藤糧三 著 ” 慢性病を根本から治す ” より
                      「機能性医学」の考え方

体内の 活性酸素 の 95% が生まれるところ
 自動車の ガソリンエンジン から 排気ガス が生じるように、ミトコンドリア で エネル
ギー を生み出す過程でも 生体 にとって 有害な物質 が生まれます。 それが 活性酸素
す。 体内 で生まれる 活性酸素 の約 95 % ミトコンドリア で発生しているのです。

 ミトコンドリア の 内膜 の 電子伝達系 には、NADH脱水素酵素、シトクロム c 還元酵
素シトクロム c 酸化酵素 などが控えており、内膜 と 外膜 の間にある 膜間腔 へ 電子
くみ出しています。 この時の 反応 が 不完全 だと 呼吸 から取り込んだ 酸素 電子
くっついて 活性酸素 が生じるのです。 繰り返し触れているように、活性酸素 による
酸化ストレス はあらゆる 慢性疾患 の引き金になっています。

 酸欠 の後に、酸素 が一度にどっと ミトコンドリア内 に流入すると 活性酸素 が大量発
生してしまい、細胞 が死んでしまうこともあります。 心臓 の 血管 が詰まる 心筋梗塞
の 血管 が詰まる 脳梗塞 では 血管 が詰まって 酸欠 で死ぬ 細胞 が 2 割、一度詰まった
血管 が開いて多くの 酸素 が急激に流れ込んで生じた 活性酸素で死ぬ 細胞 の方が 8 割
言われているほどです。

 生きるためには常に ATP という エネルギー が必要であり、そのためには ミトコンドリ
の活動が 不可欠 であり、必然的に 活性酸素 が生じます。

 活性酸素 による 酸化ストレス を防ぐために備わった 抗酸化酵素ビタミン C などの
酸化物質 酸化 の 最前線 である ミトコンドリアに集結しており、発生した 活性酸素
水際で ブロック する モグラ叩き を 24 時間休み無く続けています。 これらの 抗酸化酵
の 原料 となる 栄養素 の摂取、ビタミン C などの 抗酸化物質 を 野菜 や 果物 などから
摂ったりすることは 酸化ストレス による 慢性疾患 の 予防 に 有益 なのです。

                                                       斎藤糧三 著 ” 慢性病を根本から治す ” より
                       「機能性医学」の考え方

ビタミン などの 微量栄養素 が必須
 ミトコンドリア TCA 回路電子伝達系 を回すには、糖質、脂質、タンパク質
といった  3大栄養素、そして  酸素 が 不可欠 ですが、それだけでは 不十分。 食事
が偏り、ビタミン などの 微量栄養素 が足りなくなると TCA 回路 電子伝達系 が ス
ムーズ に回らないのです。 

 なかでも重要なのは ビタミンB群 です。 ビタミンB1糖質グルコース)や
タンパク質アミノ酸)を アセチルCoA に変えており、B6パントテン酸)は
脂肪)から アセチルCoA を作り、それぞれ TCA回路 へ送るときに働いてい
ます。

 B2 B3ナイアシン)は、TCA回路電子伝達系 の橋渡しをする NADHFA
DH の 補酵素 や 原料 となっています。 ビタミンB群 は水に溶ける 水溶性 であり、
摂り溜め が出来ないため、日々の食事から 摂り続けて ください。

 ミトコンドリア でのエネルギー産生で ビタミンB群 と並んで大切なのが、α リポ酸
コエンザイムQ10 という 2つの 微量栄養素 です。 α リポ酸 は、細胞内への グルコース
の取り込みを促し、アセチルCoA を生成する際の 補酵素 になっています。 コエンザ
イムQ10電子伝達系電子 を運んでいます。 α リポ酸 コエンザイムQ10生体
内で 合成 できますが、20 代をピークとして 合成量 が減りますから、ミトコンドリア
機能を保つためにも 食事 サプリメント からの摂取が必要になってきます。 

 この他、電子伝達系 と関わりがあります。 電子伝達系 酸化還元機能 を担い、
電子 の 運搬 に関わっている シトクロム という タンパク質 があります。 この タンパク
と一緒になった ヘム鉄 の一種ですから、が不足すると シトクロム が足りなく
なり、電子伝達系 が滑らかに回らなくなる恐れがあるのです。

 日本人 は 糖質 脂質 といった 栄養素 から 85% 近くのカロリーを摂っています。 ハ
ンバーガー店の ランチセット や 牛丼、うどん や 蕎麦 といった ファストフード は手軽な
半面、糖質 脂質 は摂れても ビタミンB群、α リポ酸、コエンザイムQ10 、鉄 といった
栄養素 は 不足気味 です。  大量の 糖質脂質 を摂るとこれらの 栄養素 の 供給
を満たせなくなり、お腹いっぱい食べているのに エネルギー不足 で疲れが抜けなくなっ
たり、エネルギー として消費されない 糖質脂質 が増えて 太りやすく なったりする困っ
た状況を招いてしまいます。

                                            斎藤糧三 著 ” 慢性病を根本から治す ” より
                    「機能性医学」の考え方




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