「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

2016年11月

昨日は東京に54年ぶりの初雪となりましたが、皆さんは通勤、通学大丈夫だったでしょうか?
突然の真冬のような寒さにマフラーに手袋、耳あてをしてる方をたくさん見かけました。

寒くなってくるとどうしても体が縮こまり、丸くなって固まってしまいます。そんな時に不用意に体を動かすことによって、ギックリ腰や寝ている間に知らず知らずのうちに寝違えのような症状が出ることが多くなります。
日常生活で同じような姿勢を続けていると、その姿勢に合わせるように筋肉が伸び縮みし、その状態で固まっていきます。
カイロプラクティックを受けられた患者さんにはこのようなプリントをお渡しして、姿勢に気をつけて頂いています。
頸、姿勢
どうでしょうか?日常的にとっている姿勢はないでしょうか?
寒くなってきたこの季節には特に意識して、こまめに体を動かすようにしたいですね。





 ”睡眠の重要性”
 哺乳類には、ネズミのように夜間に活動して日中に休む種が多いのですが、ヒトは日中に活動して
夜間に休む昼行性動物です。

 前々回詳述したように、日中に仕事や運動をすると大量の活性酸素が発生し、細胞の酸化と損傷
進んで脳疲労が起こります。また、日中に浴びる紫外線も活性酸素の発生を促進します。
 そこで生じるのが、疲労因子FFです。

 すでに触れたように、疲労因子FFが生じると、それに反応して疲労回復因子FRが増えてきて、
化・損傷
された細胞の修復を始めます。ところが疲労が蓄積すると、活性酸素疲労因子FFが出続
けて疲労回復因子FRによるリカバリーが追い付かなくなります。
1日中働き続けて夜になると疲れが溜まったように感じるのは、疲労回復因子FRによる回復が追い
付かないためです。


 一方、眠っている間は大脳自律神経も昼間の重労働からしばし解放されています。活発な活動で
酸素とエネルギーをたくさん使うことがなく、活性酸素の発生とそれによる細胞の酸化と損傷も抑えら
れます。また、夜間は日光が降り注がないので紫外線による酸化もストップします。

 ですから、日中に激しく活動しても良質な睡眠がとれていれば、疲労因子FFによる酸化・損傷を回復
させるに十分な疲労回復因子FRが分泌されるため、脳の疲労は回復します。
逆に睡眠時間を削って働いていると、疲労因子FFによる酸化・損傷を完全にリカバーするだけの
疲労
回復因子FR
が分泌されず、脳疲労が回復しにくくなると言えます。

 を構成する神経細胞の主なエネルギー源は糖質です。神経細胞が糖質をどれくらい取り込んで
いるかは、脳のパフォーマンスバロメーターとなります。


 マウスを使った実験では、丸1日眠らせないでいると、脳で代謝される糖質は約60%まで低下し、
5日間眠らせないでいると約40%にまで低下します。そして5日間眠らせないでおいても、1日の睡
眠で糖代謝のレベルが元通りになることがわかっています。


 健康な状態であれば日頃はあまり意識をすることはありませんが、睡眠は驚くような疲労回復効果、
パフォーマンス向上の力を秘めています。


 避けたいのは、仕事や家事の多忙さなどによる慢性的な睡眠不足です。日中の活動が多忙で緊張
する時間が長いほど自律神経が疲弊し、また活性酸素が多量に出て脳疲労が蓄積します。


 ”疲労回復の決め手は睡眠開始の3時間”
 睡眠と疲労について考える時、「どれくらい眠ったか」という睡眠時間ばかりに気を取られがちですが、
どのくらい深く眠れたか」という眠りの質もまた重要な要素になります。


 眠りにはレム睡眠 ノンレム睡眠 という2つの段階があります。
レム(REM)とは”Rapid Eye Movement"(急速眼球運動)の頭文字を取った呼称で、その名の通り
この段階の間は、閉じた瞼の裏側で眼球がキョロキョロと動いています。
体は休息中なのに脳は覚醒に近い状態の、浅い眠りのことをいいます。


ノンレム睡眠 は「レム睡眠ではない眠り」という意味であり、深さに応じて4つのステージがあります。
このうち脳を休めるのは、主にステージ3と4の深いノンレム睡眠です。ステージ3と4ではデルタ波
いう緩やかな波長の脳波が増えてくるため、「徐波睡眠」(siow-wave sleep)とも呼ばれています。


 眠りは浅いステージ1のノンレム睡眠から始まり、1時間ほどでステージ3と4の深いノンレム睡眠に
至ります。この徐波睡眠のときに脳の疲労回復が進められると同時に、体の器官の新陳代謝 を促す
「成長ホルモン」脳下垂体(内分泌器官)から分泌されます。


 徐波睡眠から次第に眠りが浅くなり、2時間ほどでレム睡眠にスイッチします。レム睡眠では眼球が
キョロキョロ動いていることから分かるように脳は活発に働いており、日中にインプットした記憶を整理
する、学習を強化するなどをしています。


  レム睡眠では、徐波睡眠で分泌された成長ホルモンのサポートで、身体的疲労のメンテナンス
行われています。以後ノンレム睡眠とノム睡眠は交互に現われて、レム睡眠はおよそ90分間の周期
で一晩に4~5回繰り返されます。


 脳の疲労を回復させる徐波睡眠が現われるのは、一晩の眠りの最初の3分の1ほどです。人の体は
睡眠の初期に脳の疲労回復を優先しているのです。それ以降は浅いレム睡眠が増えてきて、目覚め
る準備が整ってきます。


                                            ”すべての疲労は脳が原因” より抜粋
 

”乳酸は疲労の原因ではない”
 乳酸は、体内で糖質を代謝してエネルギー源として利用するときに生じる物質で、長らくこの
乳酸が疲労の原因 だと医学界では言われてきたが、現在の医学では否定 されています。

 
 
乳酸は酸の一種のため、筋肉中で濃度が高くなると筋肉が酸性 に傾き、食事で得た栄養素
をエネルギーに変える酵素 の働きを悪くする。すると筋肉がエネルギー不足 に陥って疲労が
起こり、乳酸がにそれを伝えるシグナル となって疲労感 が自覚される----------。 
これが 乳酸=疲労物質 説に基づく疲労の説明です。
 
 筋肉の2大エネルギー源は糖質 脂質 です。このうち脂質 酸素がない とエネルギーを作り
出せないのに対して、糖質 酸素の有無に関係なく エネルギーになります。
安静時や強度の低い運動時 には、体内に酸素が十分にあることjから、脂質 が生命活動の主な
エネルギー源になっています。

  一方、強度の高い運動 をすると筋肉内の酸素の消費が増えるため、酸素が無くてもエネルギー
になる糖質 が主なエネルギー源となります。 乳酸 は、この酸素の少ない環境下で糖質が代謝
される時に産生され、酸素が供給されだすと筋肉の細胞のエネルギー源として利用 されます。
このように、乳酸 は老廃物などではなく糖質の分解やエネルギーの再利用に働く ということが
判明しています。
 
”疲れの直接の原因となるのは活性酸素”
 乳酸
が疲労をもたらす犯人ではないとしたら、何が疲労の原因となるのでしょうか。
それは脳内で神経細胞を攻撃している「活性酸素」です。

 活性酸素 とは、「呼吸で取り入れた酸素が体内で変化して、他の物質を酸化させる力が強くなった
酸素の総称」 を言い、具体的には
、「スーパーオキシド」「ヒドロキシルラジカル」「過酸化水素」「一重
項酸素」
の4種類があるとされています。


 呼吸をしている限り活性酸素の発生は止められないため、人体には活性酸素の作用を抑え込む安
全装置が備わっています。それが「抗酸化酵素」です。活性酸素による酸化をブロックする働きを持つ
酵素群のことを言い、SOD, カタラーゼ、グルタチオンペルオキシターゼ などがあります。

 活性酸素 は他の物質から電子を一つ奪い、まずは「スーパーオキシド」になります。このスーパーオ
キシドは強い酸化力を持ちますが、抗酸化酵素である SOD によって「過酸化水素」 に分解されます。
そして「過酸化水素」カタラーゼ グルタチオンペルオキシダーゼ といった抗酸化酵素によって
酸素 などに分解され、体内から除去されます。


 このように、発生する活性酸素を抗酸化酵素が100%無力化してくれたら、体には何のダメージも残ら
ないことになります。しかしながら、抗酸化酵素の働きは加齢とともに低下 し、活性酸素に対する防御
力も年々低下
していきます。

 
更に、仕事や運動などの疲れを感じる活動で大量のエネルギーを使うと、酸素の消費量が増えて活性
酸素が大量に発生します。すると、抗酸化酵素の防御力を上回る活性酸素が出現 し、それが細胞
遺伝子 を傷つけてしまうのです。

 細胞で活性酸素の攻撃を最も受けやすいのはミトコンドリア 、「細胞のエネルギー工場」 という異名
を持つ、繭のような形をした細胞小器官 です。ミトコンドリア では、酸素を使って脂質と糖質からエネル
ギーを生み出しています。しかし酸素の消費量が多いので活性酸素が生じやすく、その被害を受けや
すいのです。


 ミトコンドリア が傷つくと「エネルギー工場」としての機能が低下 しますから、細胞はエネルギー不足
に陥って疲れやすくなります。もっとも影響を受けるのは日常生活の活動や運動の主役となる筋肉、そ
して常に休みなく働いている自律神経の細胞 です。

”疲労因子FFと疲労回復因子FR” 
 このように、脳と体で処理しきれない活性酸素が発生することが「疲労」の原因になりますが、活性酸素
が直接的に「疲労感」をもたらすわけではありません。疲労感をもたらすのは、疲労因子の「ファイティー
グ・ファクター(Fatigue Factor)」と呼ばれるタンパク質 の働きによります。以後、「疲労因子FFと呼ぶ
ことにします。

 疲労因子FF とは特定の物質を指すのではなく、機能性を持つタンパク質 の総称です。
脳内の神経細胞などが活性酸素で酸化されると、細胞内から老廃物 の一種が排泄されます。ケガをし
た時に皮膚の傷口から体液が漏れ出るようなイメージです。その老廃物の増加がシグナルとなり、血液
中などに疲労因子FF が増加します。

 そして、「活性酸素が細胞を攻撃して疲労因子FFが増えてきた」 という情報が、前々回で詳述した
大脳の眼窩前頭野 という部位に伝わって疲労感を表出するようになるのです。
 「疲労因子FFが疲労感をもたらしていること」、そして、「疲労とは、疲労因子FFが体内に多く溜まっ
ている状態」
だということが判明したわけです。

 人の体には活性酸素を無力化するために抗酸化酵素 が用意されていると言いましたが、疲労因子
に対しても疲労回復因子 というものが備わっています。
疲労因子FFに対抗するために、疲労の回復を促す物質である疲労回復因子「ファティーグ・リカバー・
ファクター(Fatigue Recover Factor)」というタンパク質 が出現してくるのです。 以後、「疲労回復因子
FRと言いましょう。


 疲労から回復する第一歩は、活性酸素によって酸化されて損傷した細胞を修復することですが、この
役割を担っているのが疲労回復因子FR です。体内で疲労因子FF が発生すると、それに呼応するよう
疲労回復因子FR が活性化します。
疲労回復因子FR は疲労因子FF に対して化学反応 を起こして疲労因子FFの性質を中和し、その力を
抑制しようと働きます。


 体内で疲労回復因子FRによってダメージの回復が進むかどうかは、主に「睡眠」の影響によることがわ
かっています。 睡眠は疲労回復にあたっての大きな要因 になります。

 年齢を重ねるにつれて、疲れが残りやすいと誰しも感じるようになりますが、それは加齢 によって疲労
回復因子FRの反応性が低下するからです。更に加齢 とともに睡眠時間も短くなり、眠りの質も低下
るため、疲労回復因子FR で疲労から回復する余裕がなくなってきます。


 では我々は、この状況にどのように対応すればいいのでしょうか。 それを、次回からみていきましょう。
 
                                              " すべての疲労は脳が原因 ” より抜粋

今井治療室から船堀駅を挟んだ反対側、タワーホール船堀の地下に、映画館があるのを知っていますか?

江戸川区唯一の映画館で、その名も船堀シネパル!
シネコンみたいにいろんな映画はやっていないけど、結構穴場の映画館なんです。

毎週水曜日のレディースデーはもちろん、
木曜日は区民サービスデーとして、
江戸川区民と、江戸川区にお勤めの方ならなんと1000円で観ることができるんですよ!
さらに夕方18時以降はレイトショーで、
これまた1000円で観られちゃうんです。
お得ですよね!


この船堀シネパルでは、毎年11月初めに船堀映画祭が開催されています。
2016年は今週末(11/5~11/6)の開催で、今年でなんと8回目。
キャッチフレーズは「ご近所参加型映画祭!」
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当日一本700円、前売りはワンコインの500円で、新旧織り交ぜたいろんなジャンルの映画が観られます。
(シン・ゴジラは特別上映なので1000円)

この映画祭の目玉(?)は、毎年上映映画にちなんだ大物ゲストさんがいらっしゃること。
過去には樹木希林さんや、愛川欣也さんもいらっしゃいました。
今年は司葉子さん、松原智恵子さんがいらっしゃるそうです。

また、5日の土曜日には船堀駅北口広場で「船堀映画祭マルシェ」も開催されますので、
駅前も賑やかになりそうですね。

マルシェって何?と思った方!
行ってみればわかりますよ!
週末は船堀駅に集合!


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