「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

2017年10月

実験では認知機能向上
 話題の 糖質制限 ダイエット目的 で実践している人は多いだろう。 一方、ケトン体食 は、より
厳しい糖質制限 をして 血液中のケトン体 の濃度を上げる食事法。

 医師の管理下で、てんかんや認知症、ガンの治療食 として普及しつつある。 肥満やガン、薬で
治らない 免疫疾患 などに 断食療法 が応用され 治療効果 が認められてきたが、最近の研究で、
断食 で誘導される ケトン体の効果 であることが分かった。

 ただ、極端な 糖質制限 を続けて ケトン体の濃度 を維持するのは現代人の生活の中では難しい。

 米国バック加齢研究所のエリック・バーディン博士らの研究チームは、マウス の実験で、通常餌
ケトン体餌 を交互に繰り返す 「 周期的ケトン体餌 」 を与えると、通常餌 を食べている期間は ケトン
血中濃度 が維持されないものの、健康寿命 が延び、認知機能 も向上していることを明らかに
して話題を呼んでいる。

 チームは 通常餌 で飼育された 1歳年齢 人間では中年期) のマウスを 炭水化物 中心の餌 (
ンパク質10%、脂肪13%、炭水化物77% ) ケトン体餌 10%、90%、0% ) 高脂肪餌
10%、75%、15%) 周期的ケトン体餌 を週単位で交代 ) 周期的高脂肪餌
を週単位で交代 )の 5群 分け、マウスの高齢期 である 2歳齢 死亡率と認知機能 を評価した。

 その結果、周期的ケトン体餌群 で最も 健康寿命 が延び、記憶力 が強まるなど 認知機能
向上していた。 認知機能 の評価は 通常餌 を与えた週に行っており、血中 ケトン体 が認められな
くても改善されることが分かった。

 人間 の場合、年に数回の 断食 でも 健康効果 が認められることは知られていた。 紹介した研究は
あくまで 動物実験 だが、ケトン体食 の実践を可能にする ヒント になりそうだ。
                               (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)

                          新聞記事 Dr.白澤 100歳 への道 より転載   
 
 

健康寿命を延ばすのに有効か    ピンピンコロリ につながるかも?
 厚生労働省によると2013年の 日本人男性 平均寿命 80.21歳 であるのに対して
健康寿命 71.19歳、 女性 平均寿命 86.61歳 に対して 健康寿命 74.21歳。  
平均寿命 健康寿命 の間には、男性 約9年、女性 約12年 の差がある

 この差は、日常生活に制限のある 「 健康ではない期間 」 を意味する。 平均寿命 がいくら
延びても、 健康寿命 が延びなければ、ありがたい話ではない。

 米エモリー大医学部のダニエル・カルマン博士は、 寿命延伸効果 の中から 健康ではない
期間(虚弱) を延ばす要素だけを 除去 できれば、終末期 介護状態 に陥ることなく、いわゆ
る 「 ピンピンコロリ 」 を達成できる可能性について、動物モデルを使って検討した。

 カルマン博士らのチームは、線虫 特殊な餌 を与えると 死の直前 まで活発に動き回り、
殖活動 も持続する現象に着目。 線虫が とする 大腸菌 には、インドール という 化学物質
生み出すタイプ と、生み出さないタイプ がある。

 実験で、前者を食べる線虫 の方が 活動的 で、 生殖機能も若い ことを見出した。 インドール
系の化合物 ブロッコリー ケール などの 野菜 にも含まれている 栄養成分 で、ガンの予防
効果も報告されている。

 驚くべきことに、更に マウスの腸内 インドール を生み出す 大腸菌を移植 すると、マウスは
高齢の28か月齢 になっても 活動的で若々しさ も維持していた。

 インドール 腸壁のバリアー機能 を支え、炎症を抑える 効果があることから、腸内環境を若
く保つ ことが 健康寿命 を延ばす要になる ーーー とカルマン博士は主張する。
 
 ピンピンコロリ を遂げるためにも、ブロッコリー などの 野菜 を摂取して 健康的な食生活 を送り、
何時までも 腸内環境 を良い状態にしておくことが重要だろう。                                
                            (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)
                        新聞記事 Dr.白澤 100歳への道 より 転載 

大動脈にコレステロール結晶
 心筋梗塞 などのリスクが高い患者の 大動脈の血液中 に、コレステロール結晶 が大量に噴き
出していることを児玉和久・大阪警察病院名誉院長らが初めて確認した。
 児玉さんは 「 心筋梗塞 などの原因は 血の塊 という 定説 を覆す可能性がある。 詳しく調べ
法の開発 につなげたい 」 と話す。

 大動脈 心臓 から全身に血液を送る太い血管。 児玉さんらは 内視鏡 で直接観察した。

 胃や大腸 などでは 内視鏡 が普及しているが、不透明な血液 高圧 で流れている 血管内
見られる 内視鏡開発 は難しく、血管の検査 では エックス線や超音波 などを使うのが一般的だ。

 児玉さんは1993年、光ファイバー 6000本 を使った 直径0.7 ミリ 血管内視鏡 世界で初
めて 考案。 先端から液体を放出 して 視界を確保 する工夫で、心臓周囲の冠動脈内 の観察を可
能にした。
 2014年には 太い大動脈 にも使えるように改良。 これまでに 約600例 に使われている。

 病気リスクの高い500人大動脈 を観察したところ、動脈硬化 を起こした 血管の壁 から、
50 マイメークロトル四方 板状のコレステロール結晶 が噴出していた。
 細い毛細血管 コレステロール結晶 が詰まることは知られていたが、大動脈 で確認されたの
は初めて。
                                 新聞記事より 転載

日本人の腎機能 
濾過組織少なく 高い疾病リスク
 腎臓 の中にあって血液から 毒素 などを取り除く微細な 濾過組織 ネフロン 」 の数について、
日本人 欧米人 より少ないことを初めて確認したと、東京慈恵会医大 の神崎剛助教らの国際
研究チームが米医学専門誌に発表した。

 数が少ない 腎機能が弱い とされ、慢性腎臓病 高血圧 になり易い。 ネフロン 塩分の
高い食事
などで 消失 するため、研究チームは 「日本人は 生活習慣 に気をつける必要がある 」
と指摘する。

 日本 は世界的に見ても 慢性腎臓病 の患者が多い。 約33万人 人工透析 を受け、その医
療費は年間計 1兆4000億円 以上。
 
 研究チームは、死亡した65歳前後の日本人男性27人を 病理解剖 して ネフロンの数 を調べた。
欧米人 腎臓1個 で平均約 90万個 に対し、日本人 腎臓病も高血圧もない 9人が平均約
64万個高血圧患者 9人は同約 39万2000個、中程度の 慢性腎臓病患者 9人は同約 26万
8000個
だった。

                                 新聞記事より 転載

 
 

 の中には膨大な 神経細胞 が詰まっており、細胞同士が繋がって 情報を伝達 する一大ネット
ワークを築いています。

 その繋がりを見てみると、神経細胞は長い手( 軸索 )を伸ばし、先端( シナプス )から 神経伝達
物質(情報の伝達物質)を放出します。 この物質をキャッチした 次の神経細胞 が、また 次の細
へと 情報 を運んでいるのです。

 しかも 神経細胞 は手の長さも、先端のシナプスの数も自在に変えられる細胞で、若々しい ”や
わらか” アタマほど、形を変えて シナプス回路 を増やし、情報伝達ルート をどんどん増やしなが
ら、大量の情報を スピーディー に伝えることが出来るのです。

 瞬時に 情報 の伝達物質が受け渡され、様々なルートに流れていくほど、思考や判断 も機敏に
行われ、刺激も楽しみ も多い毎日が送れるというわけです。

アタマの”やわらかさ”を決めているのは、細胞膜の”アブラ”
 一つひとつの 細胞 は、血液や体液 に溶けてしまわないように、アブラの膜 で覆われています
脳細胞 も同じです。 実は、この膜に 流動性柔らかさ ) があると、シナプス からの 情報
伝達物質の放出も スムーズ になることが分かってきました。

 細胞膜 を拡大すると、アブラの分子が二重構造 で並んでいるのが分かります。よく見ると、
胞膜 に並んだアブラの分子には 2本の足 がついています。 その足がどのような 脂肪酸 で出来
ているか、これが 大きな分かれ道 です。

 アブラの種類 を決める主成分の 脂肪酸 には、飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 がありますが、
飽和脂肪酸 の足は 真っ直ぐ で、この足を持つ分子が多いと ぎっしりスキマなく 並んで、細胞膜
硬さ 与えます。

 一方、不飽和脂肪酸 の足は くねっと曲がり、並んだ時に スキマ が出来て ゆらゆら動く ので、
胞膜 流動性柔らかさ )が生まれます。 この様な 細胞膜 なら、放出される 情報の伝達物
の量も増え、スピーディー に情報が伝わります。

 大切なのは 2つの脂肪酸のバランス で、加齢 などによって 不飽和脂肪酸 が減ると、細胞膜
柔らかさ を失い、それにつれて アタマ ”かたく” なるのでは と考えられています。

いいアブラを摂って、細胞膜のアブラを入れ替えよう
 
を重ねて 脳の細胞膜 柔らかさ を失ってきていないだろうか?」 「アタマが ”かたく” なっ
ているのではないか?」 と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

 でも、大丈夫です。 細胞膜の アブラ は幾つになっても少しずつ 入れ替わり、また 柔らかさ
取り戻すことが 可能 だからです。
 
 実は、脳の神経細胞 の殆んどは、生まれた時に作られたまま です。 それでも 古くならず に
十年たっても 情報伝達 が行えるのは、細胞膜のアブラ を日々 リニューアル することで、柔軟性
を維持
しているためです。

 リニューアル の材料は、私達が 食事 から摂っている アブラ です。 どんなアブラ を体に入れる
かが、にとって 如何に大切か 分かるのではないでしょうか。

 特に、細胞膜の柔らかさ に欠かせないと言われているのが、不飽和脂肪酸 ARAアラキド
ン酸
)と、DHAドコサヘキサエン酸 )です。

 これらの いいアブラ 上手に摂り続け、細胞膜の柔らかさ を出来る限り保つこと。 加えて、
体を動かし脳に刺激 を与えること。
  それこそが、何時までも 若々しい ”柔らか” アタマの秘訣 です。

                                        情報誌(美感遊創)より 転載
                                                              
 

 

 


 

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