「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

2017年11月

 高齢期 には 骨粗しょう症 転倒骨折 の要因になる。 そのまま 寝たきり となり 認知症 を発するこ
とになるので、を強く保つことが女性にとって重要である。 閉経後 は女性ホルモンの エストロゲン
分泌 が低下して が弱くなることが知られている。

 つまり、 閉経 が早い女性は 骨粗しょう症や認知症 のリスクが高いことになる。

 米マサチューセッツ大のジーダ博士らの研究チームは 成人期 初期と中期 における 低体重
早発閉経 ( 45歳未満の閉経 ) のリスクを高める可能性に注目した。 1989年の研究開始時点で
25~42歳だった 看護師 7万8759人を対象に、10代 の時点での 体重、その後2年ごとの 健康調
早発閉経の有無 の調査した。

 その結果、全ての年齢層で、BMI ( 体格指数 ) 18.5未満の 低体重 の女性は18.5~22.4
正常体重 の女性に比べて 早発閉経 のリスクが30%高いことが分かった。 一方、BMI 25.0~
29.9の 「 少し小太り 」 の女性は同リスクが逆に21~30%低く、BMI 30.0~34.9の 肥満
女性でも 早発閉経 のリスクが17%低かった。 更に35.0以上の 高度の肥満 の女性でも、リスク
の有無の 上昇 は認められなかった。

 2005年の厚生労働省の 健康日本21身体状況調査 では、15~19歳女性の12.7%20~
29歳女性の22.6%30~39歳女性の20.0%40~49歳女性の8.0%が BMI 18.5未満
低体重 を示していてこの割合は2000年以降で明らかな 上昇傾向 を示していた。

 低体重 早期閉経 の関連性について、その メカニズム はよく理解されていないが体の 脂肪細
が減少することにより 脳の視床下部 ー 脳下垂体 ー 性腺刺激ホルモン系 に影響を及ぼす可能
性をジーダ博士は指摘する。

 骨粗しょう症や認知症 を防ぐために若い頃から 適正な体重管理 が必要だろう。

                              ( 白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長 )   
                        
                        新聞記事 Dr.白澤 ”100歳への道” より 転載
  

機能性医学とは?
 機能性医学 は次のように定義されています。
  機能性医学 とは、発症メカニズム が複雑である 慢性疾患 に対し、対症療法 に終始するのでは
なく、発症原因 に着目しながら、生活習慣 アプローチ してその 予防と根本治療 を目指す、十人
十色
個体差 を考慮 した 医学 である

 機能性医学 は、1990年にアメリカのジェフリー・ブランド博士が提唱した 新しい医学 です。 ブランド
博士は、ビュージェットサウンド大学教授、オレゴン大学とハワイ大学の客員教授を務めている医学者
です。

 慢性疾患 に対して 投薬 中心の戦略を取っている 従来型医療 は、慢性疾患 に関わる 医薬品
作る 製薬会社主導 の医療で、 高血圧症 糖尿病 のように 血圧、血糖値 がこの 基準値 を超
えたら 危険 ですから、基準値 あたりまで下げるように を使いましょう というようなことが行われ
ているのです。

 IT革命 によって世界中でバラバラに研究されていた 疾患や医療 に関する 論文やデータ などの一
次情報に対して誰でもアクセス可能になり、こうした 情報の収集、選別、統合 が容易に行えるように
なりました。

 更に IT革命 により、そもそも私達の身体はどの様なものであるかという 基礎医学 と、そこで 疾患
がどんな メカニズム で発生するかという 臨床医学 との融合が行われるようになり、拡大する 慢性
疾患
に対する理想的な 治療モデル として 機能性医学 がクローズアップされるようになったのです。

 機能性医学 では病名のついた 病気 そのものではなく、病気 の後ろに潜んでいる 病態 ( 病の有
り様 に洞察を加えて 根本的な治療 に結びつけます。 同じ病名がついても 病態 十人十色 であ
り、病態 治療法 は変わるからです。

 病名 を定めて で治すという 近代医学 治療モデル が出来たきっかけになったのは、1928年
にイギリスのアレクサンダー・フレミングが ペニシリン を見つけたこと。 ペニシリン は世界初の 抗生
物質
であり、多くの人々を 感染症 から救いました。

 このように 感染症 では 疾病 を退治するという 治療モデル が有効だったのですが、生活習
慣病
のような 慢性疾患 には歯が立ちません。

「タイムライン」 という考え方
 環境因子 遺伝因子 の積み重ねで 健康状態 は決定され、病態 十人十色 に変化しています。
そして 遺伝因子 には 環境因子 が影響を与えています。 そこで 機能性医学 が重視しているのが
「タイムライン」 という考え方です。

 タイムライン とは、お母さんのお腹にいるときから現在までの 食生活と栄養状態、病気 などの イベ
ント の有無を 時系列 で並べて、環境因子 遺伝因子 の重なり合いを洞察しようという発想です。

 妊娠中の母親の栄養状態 は、生まれてくる子供が2型糖尿病などの 慢性疾患 に罹りやすいかどう
かに影響しています。 母親の栄養状態 が悪いと 太り易く なったり、大人になってから 2型糖尿病
なったりする リスク が高くなるのです。

 赤ちゃんが 自然分娩 で生まれるか、それとも 帝王切開 で生まれるかも、その後の 健康状態 に影
響を与えています。 何故なら 腸内細菌 の構成が変わるからです。

 機能性医学 では病態の成り立ちとして 腸内細菌 を重視しています。 腸内 には1000種類程度、総
数 600~1000兆個とも言われる 腸内細菌 が棲みついており、善玉菌や悪玉菌 などからなる 腸内
細菌
腸内環境 を左右しています。 これは マイクロバイオーム ( ヒトに存在する微生物全体 の主
役です。

 子宮内 で育っているときには 胎児 無菌 ですが、自然分娩 産道 を通って生まれてくるときに
お母さんの 細菌 を受け継ぎます。酸性化 して 雑菌の繁殖 を防いで 清潔 に保つために、産道
には 乳酸菌 などの 善玉の細菌 が棲んでいます。 これらの 細菌 出産時 に赤ちゃんの 鼻や口
ら入り込み、赤ちゃんの腸内 で急速に増殖するのです。 善玉菌 が多い 腸内環境 では赤ちゃんは
に保たれています。

 ところが、帝王切開 だとお母さんの 善玉菌の移植 が遅れるため、赤ちゃんの 腸内細菌 は悪くなりま
す。 それが大人になってからの 腸のバリア機能 に関わり、バリア機能の低下 から起こる アレルギー
疾患
などの 慢性疾患 の遠因になることもあるのです。 あるいは子供の頃に 感染症 に罹り、抗生物質
を大量に投与されると 善玉菌 も含めて深刻なダメージを受けてしまい、腸のバリア機能 の低下につな
がることもあります。

 この様な発想に基づいて 機能性医学 では、患者さんの 現在 血液や血圧 の状態ばかりに目を奪
われるのではなく、タイムライン に則した 全人的 な理解のうえで 病態 をよく解明して、慢性疾患 の根
治を図ることを狙っているのです。 
                                         ”慢性病を根本から治す” より抜粋
 
 
 


  数年前、アカゲザルを使った実験で、カロリー制限 により 糖尿病やガン などの 生活習慣病、認知症
骨粗しょう症 などの発症が 予防 できることが報告された。

 発表された写真を見ると、カロリー制限群 のアカゲザルは 毛並みが良く表情も若々しい のが印象的
だ。 ネズミなどの実験でも カロリー制限群 滑らかで長く、フサフサ していることは知られてい
た。 しかし、その 生理学的意義 についてはよく理解されていなかった。

 ブラジルのサンパウロ大のアリシア・J・コワルトウスキー博士らの研究チームは、ネズミが 低カロリー
に適応するために 細胞の代謝 を低下させるだけでなく、体温 を保つために を伸ばして 断熱効果
高めていることを証明し、話題を呼んでいる。

 チームが カロリーを制限 されたネズミの 皮膚 を顕微鏡で詳細に観察したところ、毛根 にある 幹細胞
が増えて 増毛 につながっていることが分かった。 更に、摂取カロリーの減少 皮下脂肪 が薄くなり
熱効果
が下がっていることに適応するため、上皮 を厚くして 皮下の血管 を増やし、体温 を保っている
ことも分かった。

 これを証明するために カロリー制限群 のネズミの 体毛 の一部をそると、全身の代謝 が乱れ、運動障
を発症した。 コワルトウスキー博士は、体毛や皮膚 保温効果 を通じて 体全体 代謝の調節
重要な役割を果たしていると考察する。

 年をとって が薄くなったことを気にしている人も多いだろう。 しかし、もし中年期 に食べ過ぎて 肥満
傾向があるとすれば、全身の代謝 の影響で が薄くなっている可能性もあるかもしれない。
 毛が増えるかどうかは別としても、摂取カロリーのチェックや運動による代謝の改善 は常に心がけて
いただきたい。
                                 (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)
                     新聞記事 Dr.白澤 ”100歳への道” より 転載


 ビール の醸造過程で原料の ホップ から出る 苦み 成分に、肥満 でリスクが高まる 認知機能低下を改善する効果があることをキリンホールディングス傘下の健康技術研究所が解明した。 7月にロンドンで開催した 国際アルツハイマー病学会 で発表した。

 この成分は イソα酸 と呼ばれ、ビール 1 リットルに10~30 ミリグラム程度含まれる。 コク苦み が強いビールの方が多いといい、キリンは将来的に 飲料 サプリメント などの商品化を目指す。

 研究所では今回、イソα酸入り 高脂肪 の餌を与えるマウスと イソα酸なし のマウスに分けて実験。 イソα 酸入り の餌を食べたマウスには、 老廃物 の蓄積による 脳内炎症や肥満 抑制作用認知機能 の改善が示されたという。
                                                                          新聞記事より 転載

除去出来れば抑制も?
 年を取ると 細胞 老化 する。 老いた細胞 は体内に蓄積し、生理的機能 が徐々に低下する。
老化細胞 炎症性物質 を分泌して 糖尿病、心血管疾患、ガン、認知症、関節炎 の進行を加
速すると考えられている。

 米スクリプス研究所のポール・ロビンズ博士らは、老化細胞 では 細胞死プログラム が抑制さ
れているために、細胞 が機能できなくなった後も 細胞死 が誘導されず、老化 を促進するメカニ
ズムを研究している。

 その中で、再び 細胞死プログラム のスイッチを入れる薬剤、つまり 老化細胞除去薬 の開発
に取り組み、特に 熱ショック蛋白質 ( 傷んだ細胞を保護・修復する蛋白質 ) 阻害薬が 老化細
細胞死プログラム を誘導することに着目。

 この薬剤を 早老症マウス に投与したところ、老化細胞 の数が減少し、筋力減少、歩行障害、
骨粗しょう症 といった 加齢 に伴う症状が改善した。

 ロビンズ博士は、健康寿命 のような長期的評価を必要とするヒトでの臨床試験は難しいので、
老化細胞 の蓄積によってもたらされる 認知機能低下、骨密度の低下 虚弱 などを評価項目
にした臨床試験を立案することの重要性を力説している。 将来、これらの 薬剤 が試験を終えて
臨床現場に登場するには時間がかかりそうだ。

 一方、米メイヨークリニックのジェームズ・カークランド博士は、ケルセチン のような 野菜の成分
にも 老化細胞 細胞死プログラム を誘導する 薬理学的効果 が認められている点を指摘する。

 ケルセチン タマネギの皮 リンゴ、サニーレタス、ブロッコリー、モロヘイヤ などに含まれ
ポリフェノール で、様々な 健康効果 が報告されてきたが、老化細胞除去作用 も、そうした効
果を生む メカニズム の一つだったのかもしれない。
                                                           (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)
                         新聞記事 ” Dr.白澤 100歳への道 ” より 転載



 

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