「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

2018年02月

マウス実験で認知機能改善
 糖尿病 アルツハイマー病 の発症リスクを 2倍 にするが、糖尿病 を制御できれば アルツハイ
マー病 を合併した 糖尿病患者 認知機能 を改善させられるのか? 英ランカスター大のクリス
チャン・ホルシャー博士らの研究チームは インクレチン という ホルモン に着目した。

 インクレチン インスリン の作用を増強させる 消化管ホルモン の総称で、その作用を高める
口薬 注射製剤 糖尿病患者 に広く使われている。 研究チームは、こうした インクレチン製剤
の中の一つが、インスリン を分泌している 膵臓 ベータ細胞 のみならず 神経細胞 にも作
用する点に注目。  

 6ヶ月齢の アルツハイマー病 マウス にその製剤を 2ヶ月間、毎日 注射し続け、8ヶ月齢 マウ
認知機能、アミロイド 沈着量、脳 炎症、神経栄養因子 分泌 を検討した。 一方、対照
ネズミ には 毎日、生理食塩水 を注射した。 製剤 を注射された マウス は対照群に比べて、明
らかに 空間記憶 が保持されており、学習機能 も改善していたのである。

 解剖して を調べると、アルツハイマー病 の病変である 老人斑 が減少し、炎症 が抑え
られていた。 更に 神経栄養因子 対照群 2倍 も分泌されていて、海馬 での 神経幹細胞 の活
発な 神経再生 が認められた。


 今回の結果は マウス 実験結果 ではあるが、実際に臨床で使用されている薬に 認知症 改善
効果 が認められたことから、ヒト での 臨床治験 での良い結果が期待できるとホルシャー博士は力
説する。 

 インクレチン製剤 糖尿病 を合併していない 認知症患者 認知機能 を改善させる効果があるか
などは、今後 研究課題 だ。
                                                                  ( 白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長 )

                     新聞記事  Dr.白澤 ” 100 歳 への 道 ” より 転載          

 人は 飢餓 を経験したり、ストレス を受けたりすると無性に 甘いもの が欲しくなることが知られて
いる。 


  愛知県岡崎市の生理学研究所の箕越晴彦博士らの研究チームは、視床下部 にある 「
Hニューロン 」 と呼ばれる ストレス に反応する 神経細胞 が活性化すると、動物は 脂肪 ではな
炭水化物 を選ぶことを明らかにして話題を呼んでいる。

 絶食 飢餓ストレス だから、研究チームが マウス 飢餓状態 に置くと、CRHニューロン が活
性化して 脂肪食 より 炭水化物食 を選択した。 更に、この ニューロン を活性化する 酵素 を常に
スイッチオンの状態にするような 遺伝子操作 実験マウス に加えると、飢餓状態 にならなくても
炭水化物食 を選択し、肥満症 を発症した。

 逆にこの 酵素 を抑制すると、マウス 飢餓状態 になっても 炭水化物食 ではなく 脂肪食 を選択
した。  脂肪食 を選んだ マウス 肝臓 脂肪 を分解して ケトン体 を作り、エネルギー源 として使
ケトン体質 になった。 一方、炭水化物食 を選んだ マウス 炭水化物 が分解されて出来る
ルコース
エネルギー源 とする 糖質体質 になった。


 糖尿病 肥満症 の患者に 糖質 を好む傾向があることが知られていたが、今回の研究で、糖質
好む 体質 欲求 をもたらしている   視床下部 責任ニューロン が特定されたのだ。
 

 CRHニューロン 動物 ストレス を感じると 副腎 抗ストレスホルモン コルチゾール の分
泌を促す 神経細胞 であることから、抗ストレスホルモン のみならず瞬時に エネルギー源 として利用
し易い 炭水化物 を選択した方が有利であるという 生物学的選択 が働いている可能性を箕越博士は
示唆する。


 糖質摂取 を減らす究極の 生活術 は、ストレス を減らすことであるという 処世術 が科学的に裏付け
られたのかもしれない。
                                                                             ( 白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長 )
                      
                                               新聞記事  Dr.白澤 ” 100 歳 への 道 ” より 転載



 

屋外活動 近視進行予防
 太陽光 の一部である 「バイオレット光」近視 の進行を抑える可能性のあることが、鳥居秀
成・慶応大医学部助教(眼科学)らのチームの研究で分かった。 子供の 近視 の原因として、
マートフォン の使用など の酷使が指摘されているが、屋外 で過ごす時間の 減少 も影響を与
えている恐れがあるという。

 バイオレット光 は、紫外線 に近い 波長 360~400 ナノメートル(ナノは10億分の1)の 可視光。 
調査は、バイオレット光 低透過 する コンタクトレンズ を使う 31人(平均年齢14歳)と、高透過
コンタクトレンズ を使用する 116人(同15歳)を対象に、長い ほど 近視 が強い 「眼軸長」
膜~網膜間の長さ)を測定した。

 バイオレット光 低透過 するコンタクトレンズ使用者の 眼軸長 は1年間で 0.19 ミリ 長くなったが、
高透過 するコンタクトレンズを使用している人では 0.14 ミリ にとどまった。 また、ヒヨコ バイオ
レット光 を 1 日当たり 12 時間で 1 週間当てると、近視 の進行を抑制する 遺伝子 の働きも活発化
していた。

 文部科学省によると、裸眼視力 1.0 未満の 小学生 は約 3 割、中学生 は約 5 割を占める。 海
外の研究では 1 日 2 時間以上、屋外 で過ごす子供で 近視 の割合が低いが、眼科医らでつくる近
視研究会(代表・坪田一男慶応大教授)が日本の 小中学生 を対象にした調査では、屋外 で 1 日
2 時間以上活動していたのは約 8% だった。

 鳥居助教は 「 安全な 屋外 の遊び場の確保を前提に、近視 が進行し易い 学童期 は 屋外 で過ご
す時間を確保してほしい 」
と話す。


                                              新聞記事 より 転載  
 

歩行速度によって長生きできるかどうかがあった
 2011年にアメリカで、高齢者の 歩行速度 余命年数 の関係を分析した研究論文が発表され、
大きな注目を集めた。
 持病 の有無、血圧 血糖値 の異常、食生活 の内容など、様々な要素が 寿命 に関係している
ことは、医学の専門家だけでなく、多くの人が認識していることだと思います。


 ところが今回の論文で、「歩行速度」 だけでその後どの位 長生き できるかを、予測できる可能性
が出てきたのです。 以来、「歩行力」 の重要性に着目した研究が一気に深化してきたわけです。


脚の筋肉は、心臓など全てに繋がっている
 なぜ、歩行速度 がそれほど重要なのでしょうか。 それは、全身の 健康 は勿論、生命の維持
深く関わる 心臓 の働きと、の動きとが直結しているからです。


 速く 歩くと、より多くの 酸素 を運ぶために沢山の 血液 が必要になり、血液 を送り出すポンプであ
心臓 が鍛えられます。 への 血流 も良くなり、脳全体 が活性化して、老化 を防ぎます。
また力強い 歩行 は、記憶力 に関わる 「海馬」 という部分で新しい 脳細胞 を育てる タンパク質
増やすことも分かっています。


 つまり、脚の筋肉 は、私達の 心身機能 の全てに繋がり、影響しているのです。

の中で筋肉分解合成を繰り返している
 実は、私たちの の中には、歩行 などの 運動 刺激 筋肉 を作るメカニズムが備わってい
ます。  体内 では、新陳代謝 とともに 筋肉 分解 合成 が日々行われています。

 筋肉 の材料は タンパク質 ですが、食事 で摂取した タンパク質 アミノ酸 に分解されて 筋肉
届けられます。 古くなった 筋肉 は、分解 されて 老廃物 になり、アミノ酸 から新しい 筋肉 が作ら
れます。  この 分解量 合成量 のバランスがとれていれば、筋肉 が維持できるわけです 。


 筋肉量 を維持するには アミノ酸 の量が大事ですが、を重ねると、同じものを食べても、筋肉
合成力 が低下してきます。 そのため、分解 される 筋肉量 よりも、合成 できる 筋肉量 が少なくな
り、徐々に 筋肉量 が減ってしまいます。


 しかし を重ねても、運動 筋肉 を刺激すると、血流 が増加して、アミノ酸 がより多く
に供給されるので、筋肉 合成力 が上がり、筋肉量 を増やせることが分かってきました。


 このためにはまず、食事 筋肉 の材料になる タンパク質 を十分に摂ること。 そして、積極的に歩
いて への 血流量 を上げること。 この二つが、を強化する最も大切なポイントです。

 まずは、力強く さっさと歩いてみましょう。 地面をしっかり強く蹴って、強く踏み出す。 そして、普通
の速度で歩いたら、次に スピードアップ を。 それを何度か交互に繰り返す ”メリハリウォーク ” を是
非取り入れてみて下さい。

 筋肉 に瞬間的に強い 負荷 がかかることで、普通に歩くより、更に 血流 が良くなり、普段動いていな
い 筋肉 も刺激出来るという メリット があります。 私達の 筋肉 は、実は全部が動いているわけでは
ありません。 火事場の 馬鹿力 という言葉がありますが、いざという時に普段より 強い力 が出せるよ
うに、予備能力 が備わっています。

 力強い 歩行 によってこうした ”眠っている筋肉” を目覚めさせれば、例え 筋肉量 は変わらなくても、
動いている 筋肉 が増えて、筋力 を高めることが出来ます。

 歩く 時によく使われるのが、太もも の前の筋肉。 歩行力 が低下するのも、多くの場合、この
2 つの 筋肉 の衰えが原因です。 の筋力が弱くなると、つま先 がうまく上がらず、つまずき 易くな
ります。

  また、太もも の前の 筋力 が低下すると、を前に踏み出す力が弱くなるため、歩幅 が狭くなり、歩
スピード も遅くなります。

  " 同じ年齢 でも 歩くスピード 寿命 が変わる! "
  同じ年齢でも 歩行速度 が速いと 長生き です。 幾つになっても しっかり歩く ことが大事ですね。

                                                                                情報誌 より 転載
 

 

シアン化合物含有 大量摂取で中毒症状
 昨年12月、農林水産省 ビワ アンズ、ウメ など バラ科植物 の粉末について 「 食べな
ように 」 という注意情報をだしました。 農水省食品安全政策課 によると、これらの には 有害
シアン化合物 が含まれていて、一度に大量に食べると 頭痛 めまい、嘔吐、呼吸困難 などの
中毒症状 を起こすのです。


 ビワ 種部分 を粉末にした 健康食品 が売られていますが、昨年夏、粉末製品に 高濃度
アン化合物 が含まれていることが東京都の調査で分かりました。  濃度 基準 10 ppm を超
えると 食品衛生法 に違反しますが、980 ppm も含まれた製品もありました。

 この数値は、小さじ 1杯 程度の摂取でも に影響が出る可能性があります。 違反製品
収措置 が取られました。


そもそも健康効果はあるの?
 例えば、ビワの種 にも含まれる シアン化合物 アミグダリン は 「 ビタミンの一種 」 「 ガンに効く
などと言われ、特に 欧米 で人気があるようです。 しかし、「 ビタミン 」 説は否定され、ガン効果
根拠が不十分です。 海外では ガン患者 が摂取して 死亡 した例もあります。


 天然 果物 だから 安全 とは限りません。 アンズ ウメ の種も同じで、家庭 で種を粉にして食
べるのはやめた方がいいでしょう。

梅干しや梅酒の種はどう?
 シアン化合物 は熟成すると 酵素 の働きで徐々に減ります。 青梅 の状態だと 果肉 にも微量に
含まれますが、加工された 梅干し は種の中の シアン化合物 も少なくなっています。 梅干しの
種の中の白い身 ) を 1~2個 食べたぐらいでは影響はありません。

                                         新聞記事 より 転載
 

 

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