「日々是好日 日記」

東京都江戸川区船堀の鍼灸良導絡・カイロプラクティック「今井治療室」ブログです

2018年04月

散歩など軽い身体活動で効果
 厚生労働省は2013年にライフステージに応じた健康づくりを推進する目的で 「 身体活動基
2013
」 を発表した。 

 18~64歳は 中強度 以上の 身体活動  ( 歩行 またはそれと同等以上の 身体活動 ) を毎日
60分、あるいは中強度以上の 運動  ( が弾み をかく程度の 運動 ) を毎週60分行うよう基
準を改定。 65歳以上には 強度 を問わず 身体活動 を毎日40分実践することを勧めている。

 確かに、中年期は 生活習慣病 の予防が重要であるのに対して、高齢期は 認知症や骨粗しょ
う症 といった 退行性変性疾患 の予防に重点が移行する。 高齢期は 体力 が低下するので基
準も下げる必要があるが、どの程度の 身体活動 であれば 疾患 が予防できるかは必ずしも正
確には理解されていない。

 そんな中、ロンドン大のバーバラ・ジェフェリス博士らの研究チームは、毎日30分でもガーデ
ニングや犬の散歩といった 低強度 身体活動 により、高齢期の 死亡率 が下がることを明らか
にして話題を呼んでいる。

 研究チームは71~92歳の男性計1181人を対象に活動量計を用いて 身体活動量 を測定し、
死亡率 との関連性を5年間にわたり追跡調査した。

 期間中に194人が死亡したが、身体活動 死亡率 との関連性を解析した結果、毎日30分の
低強度 身体活動 を余分に行うごとに 死亡率 が17% 低下、座位 が30分増加するごとに
が17% 増加した。 しかし、中強度 から 強度 身体活動 が10分増えても 死亡率 は10%
しか低下していないことが分かった。

 これまでのガイドラインで強調されてきた10分間の 中強度 以上の運動に関しては、低強度
身体活動 を上回るメリットを確認出来なかった点をジェフェリス博士は強調する。 年をとったら
無理をせずに、出来る範囲の 低強度 日常身体活動 を続けることが大事だろう。

                             (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)

                     新聞記事 Dr.白澤 ” 100 歳 への道 ” より 転載





 

伝統的和食 がお薦め
 アルツハイマー病 では発症初期から 睡眠・覚醒のリズム が崩れ、昼夜逆転 を起こし易くなる。
更に症状が進み 見当識障害 が加わると、夜間に 俳諧 するという困った 行動障害 が起きるよう
になる。

 カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン神経病研究所のジョルジュ・パロップ博士
らの研究チームは、介在ニューロン と呼ばれる 抑制系の神経細胞 脳のリズム を制御する働
きを担っていることに注目。

 アルツハイマー病 を発症するネズミの 大脳皮質 介在ニューロン を調べると、アルツハイマー
の進行に伴い 脳の介在ニューロン の数が減少、脳のリズム が崩れるのに伴い 記憶・学習
どの 認知機能 の低下につながることが分かった。

 ネズミの 胎児脳 から 介在ニューロン の源になる 胎児脳組織 アルツハイマー病 を発症したネ
ズミに移植したところ、胎児脳移植片 に存在した 幹細胞 介在ニューロン 分化 して新たに
制性の神経回路 を形成することに成功した。

 リズム が改善したネズミの は、分化した 介在ニューロ ン GABA という 抑制性神経伝達物
を合成していた。 脳波 を測定すると、アルツハイマー病 で抑制されていた ガンマ波 の活動が
復活し 脳のリズム が正常化するのに伴い 認知機能 も改善していた。

 これまでは パーキンソン病 に対して ヒト 胎児脳 移植 する治療が試されてきたが、アルツ
イマー病 に対しても 同様のアプローチ が可能なのではないかとパロップ博士は考察する。

 研究チームが注目した 介在ニューロン GABA分泌 しているが、発芽玄米、カカオ、漬物、
白味噌やキムチ などの食材に含まれる GABA にも 神経 リラックス させる作用が報告されてい
る。 高齢期 脳のリズム を保つためにも 発芽玄米に味噌汁、漬物 といった 伝統的和食 がお薦
めだ。
                    
                             (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)

                   新聞記事 Dr. 白澤 ” 100 歳への道 ” より 転載

 

断食と睡眠で神経細胞再生
 前回のコラムで、アポE4遺伝子 を持つ人は40歳から アルツハイマー病 の予防が必要であ
ることを解説した。  神経細胞 が炎症反応を引き起こし易く 炎症型アルツハイマー病 を発症
するからだ。

 発症年齢 は早く、血液検査で 炎症性バイオマーカー が陽性になることが多い。 炎症 の引き
金は、ウィルス 細菌感染  ☆ 打撲 骨折 などの外傷  ☆ 酸化LDL など損傷したタンパク質
や脂質 ーー ほか多種多様。 慢性的な 炎症 への 防御反応 として アミロイドベータ蛋白 が蓄
積し、神経細胞 変性 してしまう。

 デール・ブレデセン博士著 アルツハイマー病 真実と終焉 (白澤監修) が紹介する新治療
リコード法 では、炎症と変性 を抑えるために食事療法 「 ケトフッレクス 12 / 3 」 を勧める。
12 / 3 とは毎日12時間以上の 絶食 と、寝る前の3時間の 絶食 を指す。

 前日の 夕食 午後8時 までに済ませ、午後11時 には 就寝。 毎日 8時間 睡眠 に翌朝
ココナツオイル 入りのコーヒーが朝食代わり、昼0時に平飼い 卵2個 緑黄色野菜サラダ
軽めの ランチ。 午後7時の 夕食 では緑黄色野菜に薬味として魚、鶏、肉 。 肉なら 牧草牛、魚
なら大型魚は避けて サケ、サバ、イワシ、ニシン など、キムチ ザワークラウト などの発酵食品
デザート には ナッツ、ココナツフレーク、ダークチョコレート、お酒を飲むなら 赤ワイン をグラス2杯
までと する。

 毎日 12時間 絶食 により オートファジー 自己貪食 が誘導され、に蓄積された
ミロイドベータ蛋白 が徐々に掃除され、ココナツオイル で誘導された ケトン体 炎症 を抑え、8時
間の 睡眠中 神経細胞 再生 するプログラム。 

 これに毎日の適度な 運動 を加えれば、アポE4遺伝子 を持つ人も 認知機能 を保てるだろう。 

                           (白澤卓二・お茶の水健康長寿クリニック院長)

                     新聞記事 Dr. 白澤  ” 100歳 への道 ” より 転載   
 

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