シューマン共鳴とは、地球全体で発生するのエネルギーの総和によって起きる
独特の電磁気現象のことである。

今いる場所の天候が良くても、地球上では平均で1秒間に数百回の放電が起きて
おり、1日では凡そ4,000万回ものが落ちていることになる。この現象を物理学的
に表現すると、が地表と電離層の間の空間にエネルギーを「ポンピング」したこと
よって、極超低周波領域の振動が発生したということ。

のエネルギーによって発生した電磁波は、光と同じ速度で地球を周回するらしい。
その周回速度は、1秒間に地球を7.86回まわるという速さだという。雷の高周波は、
電離層で跳ね返されて地表に当たり、地表に跳ね返されて電離層に当たるというパ
ターンを繰り返す。この「スキップ」現象を通信手段に応用したものが遠距離電波通
信だということである。

シューマン共鳴による低周波の地磁気微脈動は電磁波であり、その周波数は平均
で凡そ7~10Hzであり、人間の脳波の平均周波数にほぼ等しいということである。こ
の周波数の一致は、生物の進化や生理学的プロセスに何らかの影響を及ぼしてい
るのではないかと考えられているということである。