肝機能の低下を疑う
 日本人の 40% は何らかの 頭痛 に悩んでいるというデータがあります。 頭痛 は大きく分けて
筋肉 が緊張する 緊張性頭痛、脳血管 に由来する 片頭痛 の2種類があり、両者の 混合パター
もあります。

  筋肉の緊張による 頭痛 では、猫背 などの 姿勢不良 などによる 身体 アライメント
関節 の並び )の乱れ、パソコン タブレット端末 などを長時間凝視することによる 疲労
などが誘因になっています。

 この他、筋肉 弛緩 に必要な マグネシウム 欠乏 も要因になりますから、機能性医学
マグネシウム欠乏 が疑われる時には、マグネシウム サプリメント を処方します。

  鉄欠乏性貧血 に代表される 酸素運搬能 の低下が 緊張性 頭痛 をもたらすこともあります。
筋肉 の部分の局所的な 酸欠 が起こり、細胞 エネルギー を作り出している ミトコンドリア とい
細胞内小器官 の機能が低下して エネルギー不足 に陥ると、筋肉 の緊張が取れないのです。
酸素 を運搬している 赤血球 ヘモグロビン タンパク質 が結合したものですから、この
場合には タンパク質 の摂取が役に立ちます。

 脳血管性 片頭痛 血管 拡張 で起こっていると言われています。 詳細な メカニズム
まだ 不明 ですが、血管 を収縮 せる セロトニン という ホルモン が出て収縮した後、反動 で二次
的に 拡張 する過程で 頭痛 が起こるという説が有力です。

 その他、12対ある 脳神経 で最大の 三叉神経 が何らかの原因で刺激されて 脳血管 を拡張さ
せて起こるという主張もあります。 マグネシウム 血管 拡張三叉神経 興奮 を共に抑え
る働きがありますから、血管性 片頭痛 の抑制にも効果的です。

 月経前 PMS(月経前症候群)の一環として 片頭痛 が出る女性もいます。 月経の終盤は
トロゲン と、プロゲステロン、両方の 女性ホルモン の分泌が増えます。 他のホルモンと同時に
女性ホルモン 肝臓 で解毒されますが、エストロゲン プロゲステロン が共に増えると肝臓の
解毒機の負担が増えて 肝機能 が相対的に低下します。

 解毒 のプロセスが滞ると、中間代謝物として有害な 活性酸素源 が増えてきます。 すると 活性
素源 を無毒化するために 一酸化窒素NO )が消費されますが、NO には 血管 を拡張させる
作用があるため、NO の欠乏によって 血管 が収縮し易くなって 頭痛 を招くのです。 PMS による
片頭痛 には、肝臓 解毒機能 をサポートする タンパク質 ビタミンB群 といった栄養素を取り
入れると、発作 の予防に繋がります。

 この他、更年期障害 の一症状として 頭痛 が出てくることがあります。 その際は 性ホルモン補充
療法 で劇的に改善するというケースがあります。 

                                                                            ”慢性病を根本から治す” より 転載