歩行速度によって長生きできるかどうかがあった
 2011年にアメリカで、高齢者の 歩行速度 余命年数 の関係を分析した研究論文が発表され、
大きな注目を集めた。
 持病 の有無、血圧 血糖値 の異常、食生活 の内容など、様々な要素が 寿命 に関係している
ことは、医学の専門家だけでなく、多くの人が認識していることだと思います。


 ところが今回の論文で、「歩行速度」 だけでその後どの位 長生き できるかを、予測できる可能性
が出てきたのです。 以来、「歩行力」 の重要性に着目した研究が一気に深化してきたわけです。


脚の筋肉は、心臓など全てに繋がっている
 なぜ、歩行速度 がそれほど重要なのでしょうか。 それは、全身の 健康 は勿論、生命の維持
深く関わる 心臓 の働きと、の動きとが直結しているからです。


 速く 歩くと、より多くの 酸素 を運ぶために沢山の 血液 が必要になり、血液 を送り出すポンプであ
心臓 が鍛えられます。 への 血流 も良くなり、脳全体 が活性化して、老化 を防ぎます。
また力強い 歩行 は、記憶力 に関わる 「海馬」 という部分で新しい 脳細胞 を育てる タンパク質
増やすことも分かっています。


 つまり、脚の筋肉 は、私達の 心身機能 の全てに繋がり、影響しているのです。

の中で筋肉分解合成を繰り返している
 実は、私たちの の中には、歩行 などの 運動 刺激 筋肉 を作るメカニズムが備わってい
ます。  体内 では、新陳代謝 とともに 筋肉 分解 合成 が日々行われています。

 筋肉 の材料は タンパク質 ですが、食事 で摂取した タンパク質 アミノ酸 に分解されて 筋肉
届けられます。 古くなった 筋肉 は、分解 されて 老廃物 になり、アミノ酸 から新しい 筋肉 が作ら
れます。  この 分解量 合成量 のバランスがとれていれば、筋肉 が維持できるわけです 。


 筋肉量 を維持するには アミノ酸 の量が大事ですが、を重ねると、同じものを食べても、筋肉
合成力 が低下してきます。 そのため、分解 される 筋肉量 よりも、合成 できる 筋肉量 が少なくな
り、徐々に 筋肉量 が減ってしまいます。


 しかし を重ねても、運動 筋肉 を刺激すると、血流 が増加して、アミノ酸 がより多く
に供給されるので、筋肉 合成力 が上がり、筋肉量 を増やせることが分かってきました。


 このためにはまず、食事 筋肉 の材料になる タンパク質 を十分に摂ること。 そして、積極的に歩
いて への 血流量 を上げること。 この二つが、を強化する最も大切なポイントです。

 まずは、力強く さっさと歩いてみましょう。 地面をしっかり強く蹴って、強く踏み出す。 そして、普通
の速度で歩いたら、次に スピードアップ を。 それを何度か交互に繰り返す ”メリハリウォーク ” を是
非取り入れてみて下さい。

 筋肉 に瞬間的に強い 負荷 がかかることで、普通に歩くより、更に 血流 が良くなり、普段動いていな
い 筋肉 も刺激出来るという メリット があります。 私達の 筋肉 は、実は全部が動いているわけでは
ありません。 火事場の 馬鹿力 という言葉がありますが、いざという時に普段より 強い力 が出せるよ
うに、予備能力 が備わっています。

 力強い 歩行 によってこうした ”眠っている筋肉” を目覚めさせれば、例え 筋肉量 は変わらなくても、
動いている 筋肉 が増えて、筋力 を高めることが出来ます。

 歩く 時によく使われるのが、太もも の前の筋肉。 歩行力 が低下するのも、多くの場合、この
2 つの 筋肉 の衰えが原因です。 の筋力が弱くなると、つま先 がうまく上がらず、つまずき 易くな
ります。

  また、太もも の前の 筋力 が低下すると、を前に踏み出す力が弱くなるため、歩幅 が狭くなり、歩
スピード も遅くなります。

  " 同じ年齢 でも 歩くスピード 寿命 が変わる! "
  同じ年齢でも 歩行速度 が速いと 長生き です。 幾つになっても しっかり歩く ことが大事ですね。

                                                                                情報誌 より 転載