体内の 活性酸素 の 95% が生まれるところ
 自動車の ガソリンエンジン から 排気ガス が生じるように、ミトコンドリア で エネル
ギー を生み出す過程でも 生体 にとって 有害な物質 が生まれます。 それが 活性酸素
す。 体内 で生まれる 活性酸素 の約 95 % ミトコンドリア で発生しているのです。

 ミトコンドリア の 内膜 の 電子伝達系 には、NADH脱水素酵素、シトクロム c 還元酵
素シトクロム c 酸化酵素 などが控えており、内膜 と 外膜 の間にある 膜間腔 へ 電子
くみ出しています。 この時の 反応 が 不完全 だと 呼吸 から取り込んだ 酸素 電子
くっついて 活性酸素 が生じるのです。 繰り返し触れているように、活性酸素 による
酸化ストレス はあらゆる 慢性疾患 の引き金になっています。

 酸欠 の後に、酸素 が一度にどっと ミトコンドリア内 に流入すると 活性酸素 が大量発
生してしまい、細胞 が死んでしまうこともあります。 心臓 の 血管 が詰まる 心筋梗塞
の 血管 が詰まる 脳梗塞 では 血管 が詰まって 酸欠 で死ぬ 細胞 が 2 割、一度詰まった
血管 が開いて多くの 酸素 が急激に流れ込んで生じた 活性酸素で死ぬ 細胞 の方が 8 割
言われているほどです。

 生きるためには常に ATP という エネルギー が必要であり、そのためには ミトコンドリ
の活動が 不可欠 であり、必然的に 活性酸素 が生じます。

 活性酸素 による 酸化ストレス を防ぐために備わった 抗酸化酵素ビタミン C などの
酸化物質 酸化 の 最前線 である ミトコンドリアに集結しており、発生した 活性酸素
水際で ブロック する モグラ叩き を 24 時間休み無く続けています。 これらの 抗酸化酵
の 原料 となる 栄養素 の摂取、ビタミン C などの 抗酸化物質 を 野菜 や 果物 などから
摂ったりすることは 酸化ストレス による 慢性疾患 の 予防 に 有益 なのです。

                                                       斎藤糧三 著 ” 慢性病を根本から治す ” より
                       「機能性医学」の考え方