気圧 が 低くなると、体内 で ヒスタミン という、炎症 に関わる 物質 が 過剰に 分泌 さ
れます。 雨 の降る前に 頭痛関節痛 が出たり、古傷 が 痛む などはこのせい。 秋 の
台風 シーズン なども、体 に 炎症性 の 痛み を抱えている人は 悪化 し易く、脳卒中 を 起
こすこともあります。

 冷え も 痛み に影響するので、入浴 で 体 を 温める 習慣 を大切に。 ただし、 の 血管
が 拡張 して起こる「 片頭痛 」の 発作 では、痛む 箇所 を 冷やし、血管 を 収縮 させると
楽 になります。

 気圧 の 低下 による ヒスタミン の 過剰分泌 は、鼻水 や 鼻づまり など 鼻炎 の 症状も 悪
化させ、まるで 花粉症 のような 症状 が出ることがあります。 特に 布団 に入ってから 起
こる 鼻炎 の 症状 は、自律神経 の バランス が 崩れて生じます。
 
 ぜん息気象病 で、前日からの 最高気温 が 3 度下がると 発作 が出やすくなります。
体 を 冷やさない  ことはとても大切です。 この他、アトピー性皮膚炎水虫 の中にも、
ジメジメ  した 梅雨 に 悪化 し易い タイプ があります。

 女性ホルモン の 産生 を促す 性腺刺激ホルモン自律神経系 は、どちらも 脳 の 視床
下部 で 指令 を受けて働いているため、女性ホルモン が 減少すると 自律神経 にも 乱れが
生じます。 このため、更年期 には めまい 動悸冷え /  のぼせ などの 自律神経 失調
症状 が起こり、気象 の 影響 も 受け易いのです。

 梅雨副交感神経 の影響で、うつ気分 が 出やすくなります。 また、のぼせほてり
が起こるとき、実は 体 は 冷え ています。 体 は 温めて 乗り切りましょう。

                                                                                       ” 情報誌 ” より 転載