独特 の 苦み と 臭み が ある ことから、ピーマン は 好き 嫌い の 分か れる 野菜。 
特に 子供 には あまり 好かれて いない ようだ。 しかし、嫌いな 子供 に 無理 やり、
クセ の ある 緑色 の ピーマン を 食べ させる 必要 は ない。 苦み や 臭み が 無くて 食
べ 易く、しかも 緑 ピーマン よりも 栄養 価 の 高い 赤 ピーマン を 食卓 に 出す よう
に しよう。

 スーパー の 食品 売り場 には、緑 ピーマン が 数 多く 並んで おり、赤 ピーマン は
少数 派 として 一寸 だけ 加わって いる。 見た目 の 色 は まるで 違う が、この 二つ
は どちら も 同じ ピーマン だ。

 緑 ピーマン は まだ 実 が 熟して いない 状態 の もの。 収穫 しない で、その まま
畑 に 置いて おけば、次第 に 緑色 から 赤色 に 変わって いき、完全 に 熟したら 真っ
赤 に なる。 緑色 から 真っ赤 に なる まで 一月 以上 かかる ので、まだ 未熟 果 の
うち に 出荷 した 方 が 効率 が いい ことも あり、緑 ピーマン が はるかに 多く 流通
して いる。

 緑 ピーマン と 赤 ピーマン を 比べる と、栄養 価 が 随分 違う。 ピーマン は もと
もと、ビタミン C が 多い 野菜 と して 知られて おり、緑 ピーマン には 100 mg 当た
り 76 mg が 含まれて いる。 これだけ でも 野菜 の 中で トップ クラス なの に、赤
ピーマン は 更に 100 mg 近くも 多い。 ビタミン C の 1日 の 摂取 推奨 量は 100 mg
なので、赤 ピーマン を たった 1 個 食べる だけで、十分 満たせる ことに なる。

 βーカロテン や ビタミン E など についても、赤 ピーマン には 緑 ピーマン よりも 多
く 含まれて いる。 加えて、赤 ピーマン の 真っ赤な 色素 は、カロテノイド の 一種 で
ある カプサイシン。 βーカロテン よりも 強い 抗 酸化 作用 が あり、生活 習慣 予防 や
アンチ エイジング 効果 が 大いに 期待 出来る。

 ただし、赤 ピーマン には 緑 ピーマン に 劣って いる 点 が ある。 香り 成分 の 硫化
アリル が 失われて いるので、血液 サラサラ 効果 を 得られ ない ことだ。 とは 言え、
トータル で 考えたら、非常 に 栄養 価 が 高い。 赤 ピーマン を 野菜 売り場 で 見つけ
たら、直ぐに カゴ に 入れる ように しよう。


             青春出版社 ” 食べ物の栄養便利帳 ” より